地震編
家を建てるメーカーを決める上で値段と同様に気になることが、耐震についてかと思います
耐震に対しての結論としては、
地震の考え方は自分次第
◎ハウスメーカーで聞く耐震の話
営業マンの言葉としては
・鉄骨住宅だから強い!!
・弊社の住宅は地震等級〇〇以上だ!!
・地震を想定した実験でビクともしない
・過去の最大震度を〇〇回繰り返した実験でも大丈夫
・〇〇地震の時に、弊社の住宅はほとんど(曖昧なフレーズ)無事だった
大手ハウスメーカーを回っていれば、一度は聞いたことあるフレーズではないでしょうか?
私も家を建てる前に住宅関連の本を読み、家の構造なども調べましたが、確かに木造建築より鉄骨の住宅の方が頑丈だと思います
また、他の4つは自社の実験やデータですが、嘘ではないはずです
実験や統計はデータ等で照明できてしまう以上、嘘をついてしまうのは問題となるからです
でも最終的に私が辿り着いた答えは、そこまで地震等級高い必要ある?
ということです
木造住宅でも国の基準としている耐震性能はクリアしているのに、メーカー同士でとにかく強い家を競い合っている状況
A社とB社なんとなくA社の方が地震に強いイメージ!
ってこと無いですか?
でも、多分それ営業がA社の方が上手なだけで、ほとんどの方が正しい判断できているわけでは無いと思います
実際は大手ハウスメーカーは国の基準を満たしていて倒壊・損壊する住宅ではないとされているのに、さらに頑丈に造っているイメージです
もちろん、そのためには部材等も高くなりますし、地震に強くするために構造の自由度も無くなります
◎大手ハウスメーカーは必要以上に強い家造り
例えるならば、コップを割れないようにするために鉄で作りました!!
というのが大手ハウスメーカーのイメージ
通常使用はもちろん、倒したって割れるわけありません
でも、鉄のコップなので持つときに熱が伝って熱かったり、重かったり、見た目も悪かったりしますよね?
それでも、とにかく強い家をアピールすることを目的としたのが大手ハウスメーカー
一方で
ガラス製で作るのが工務店のイメージ
通常使用はもちろん、倒したって割れません
もちろん、扱いやすく形なども様々あります
その二つを比べた時に、高いところから落とす実験をして、
『ほら、ガラスは割れた!弊社のコップは鉄だから強いんだ!』
と言っているのが大手ハウスメーカーと考えています
では、なぜ強い住宅(鉄のコップ)という言葉に反応してしまうのか?
やはり私たちはここ数年震災をTVなどで目の当たりにしているからです
私も実際マイホーム計画を始めた頃は、
鉄骨の家以外眼中に無い人間でした
『人生で一度の一番大きな買い物』
→考えれば考えるほど慎重になる
→地震に対して不安になる
→耐震をアピールした家を求めてしまう
という心理状況です
もちろん、営業マンからすればその不安を狙えば、顧客が信じてくれるのを知っています
業界最大手のメーカーで家を建て、震度6強の地震を体験した会社の上司がいました
もちろん倒れることもなかったですが、地震により壁にヒビが入ったそうです
一方、お隣の家は工務店で建てた木造ですが、倒れることも無く、ヒビも入らなかったそうです
結果論ですがその上司も木造建築の在来工法で建てる方が良かったと感じたそうです
鉄骨と違い、木造住宅はそもそも地震の揺れを逃す構造です
結局、地震に対して私達がどこまで考えても、
どちらが正しいというのは地震が起きた時に初めてわかることです
これだけ私も偉そうに語っておきながら、今の家が一発で倒壊した時には後悔するでしょう
また、地震に関しては家だけではなく、土地も大きく影響してきます
私がお願いした工務店に聞いた情報ですが、同じ市内でも地区によって被害が出た場所があり、
その地区ばかり修理の依頼があったそうです(その工務店で建てた家に限らず、被害はあったそうです)
家の建っている地盤が緩ければその分揺れが大きくなるので、
家が頑丈ならば大丈夫というのは一概には言えないことなのです
ちなみにこういった地元ならではの情報が入ることも、
大手ハウスメーカーではなく工務店や不動産屋で家を建てることや
土地探しをすることをお勧めしたい理由です
まとめ
私の意見としては、耐震にこだわりすぎる必要は無い!
木造でも鉄骨でも今の住宅なら基本的には地震に充分耐え得ることができる
どこまで耐震にこだわるかは、自分次第!
また、耐震にこだわりすぎると、構造だったり、費用面で注文住宅の選択肢を狭くしてしまうこと
耐震に限らず、家造りでは色々不安になることが多いですが、
最後には自分の中で何か理由をつけて決めることが大切です
建ててからで後悔するのは、
『適当に決めてしまったこと』や『聞いた情報を鵜呑みにしてしまったこと』です
是非最後は自分で考えて決断することをお勧めします!!
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