◎インテリアの組み立て方



部屋のインテリアを考えるには、まず部屋のテーマを決めましょう!


次にそのテーマには、どんな配色が良いのか?を考えます


その次に、テーマにあった配色で部屋を作ります


最後に部屋全体を見た時に足りない色味を付け加えます



では、私のリビングを基にご説明します!

私のリビングのテーマは『落ち着ける空間』です




◎『落ち着ける空間』を作るリビングの配色とは?


まず私が考えたのは、落ち着ける空間ってどんな色か?ということ

ブラック系、ホワイト系、ブラウン系を基調とした部屋があったと仮定して考えていきましょ



◼️ブラック系

→これは気疲れしてしまいます

ブラック系の部屋はカッコよくなりますが、私のテーマの『くつろげる空間』とは異なります

今流行りのインダストリアル系は、グレーやブラックが多くなるのでこの色の系統です



◼️ホワイト系

→これは好みにもよるかもしれませんが、私は落ち着かないかな?と思います

白い家具やガラスの家具なんかは、高級感を出しますが、『くつろぎ、落ち着き』とは違うと感じました

また、傷や埃が目立つのでそれも落ち着かないポイントです


◼️ブラウン系

→この色味が私の中では『落ち着ける色』だと思いました

茶色または自然な木の色味です

ただし、木が多すぎるとログハウスのようになってしまうので、バランスには注意が必要です




◎『落ち着ける』リビングの配色


実際にブラウン系をベースに考えた私の家のリビングがこちらです


IMG_2360


IMG_2436

落ち着ける空間=居心地が良く、リラックスできるリビングをテーマにしています

気をつけた点としては、リビング全体の配色です


ベースは無垢の木の色で統一

⇒床(無垢材)、ダイニングテーブル(無垢材×アイアン)、ダイニングチェア(ビンテージ無垢材)、ソファ(ビンテージ無垢材)


あとは、カーテン⇒麻の生成を使用、ダウンライト⇒Atelier Key-men(銅のヴィンテージ加工)


どちらも主張が強くならないように色味を考えています


木の色味は着色された色味では無く、自然な色であるため落ち着きます

例えば着色された黒っぽい床板だったら、大きく雰囲気は変わります


木の香り(フィトンチッド)には、人を癒す効果もあるので、木を多くすると落ち着きがあるリビングを作ることができます


また、京都のお寺を訪れるとホッと落ち着けるように、昔から木造住宅に住んでいる日本人のDNAには何か刻まれているのかもしれませんね




◎木の色味でボヤけるリビングにはブラックを加える


木を増やせば落ち着き易いリビングになりますが、木の色味だけでは全体がボヤけてしまいます


ログハウスも落ち着きはしますが、木ばっかりでオシャレさは掛けてしまいます

そこで、家がログハウスのようにならない為に、テーブルの脚にはブラックのアイアン、階段もブラックのアイアンにしています

あとはテレビやレコーダーなどのAV機器もブラックに統一しています


差し色のようにブラックを入れることでボヤっとした部屋全体の色味を引き締めることができます

ただし、注意しなければいけない点として、部屋の印象を変えてしまう大きい物にはブラックを使わないことです(カーテンや家具など)


ブラックは視界に入った時の印象が強いので、大きい物をブラックにしてしまうと、ガラッと部屋の雰囲気を変えてしまいます


部屋全体の色味を引き締めることが目的なので、ブラック自体が目立たないように部分的に使うのがポイントです



◎暗い色味には、観葉植物を!!


ブラウン系にブラックだけでは、全体が暗くなってしまいます

壁紙はシンプルに質感の良い白で統一してますが、少し色味を入れたいです

そういう時は、観葉植物で緑を加えましょう

特に無垢材×観葉植物の相性は抜群です!



逆に注意したいのは、色味を加えようとして赤を加えることです

赤は主張が非常に強い色なので、家具や家電が赤いだけで視線が集中してしまいます


部屋の中で家電を自慢したいわけでもないのに、家電に目がいってしまうような空間にならないように気をつけましょう!


◎まとめ

私がリビングを作る上で気をつけているのが、部屋全体の配色です


ポイントは『部屋全体』です


この家具(家電)オシャレ!!と思った時に


自分の部屋の配色やテーマに合うか?を考えましょう


家具(家電)は単体でオシャレでも、結局それを置く空間と合っていなければ意味がありません

そんな配色のバランスを想像して、組み合わせるのがインテリアの楽しみでもありますね