◎クロスこそ落ち着いて決めたい


クロスは部屋の印象を大きく変えてしまうのでインテリアで非常に大切な要素です

印象を大きく変えてしまうからこそ、失敗した時に与えるダメージは大きいので、落ち着いて選びましょう

ハウスメーカー決めるのに何十年保証とか超慎重に決めるのに、壁紙はすごい冒険する人を意外と見かけます

『他は手堅く選んだし、壁紙くらい遊び心あるやつで良いか?』、、、、やめておきましょう!!

アクセントクロスで誰でもオシャレな部屋を手にできるなら、そんな簡単なことはありません

私の家のクロスは、気に入った質感の良い白のクロス以外はほぼ使っていません

私のお家はWeb内覧会で見ていただき、良いな!と思っていただければ、これ以降読んでみて参考にして下さい






◎柄物と派手な色だけは気をつけたい

クロスの中でも柄物と派手な色だけは要注意です

例えば、レンガ調のクロス、花柄のクロス、パステルカラーのクロス等です

一面だけアクセントにという方もいますが、アクセントクロスというだけあって、部屋の中で大きい面積を占める壁にアクセントを付けると、そこだけが悪目立ちしてしまいます

インテリアは家具も含めた全てのバランスですから、アクセントが壁に入るだけで非常に難しくなります



◎服選びを想像するとわかりやすい


『今後一着のTシャツとズボンしか着ることができないとしたら、あなたは何を選びますか?』

服も柄が一箇所に入ると他を合わせるのが非常に難しくなりますよね

トマト柄のパンツを選んだら、Tシャツには柄を合わせる選択肢はほぼ無いです

柄×柄にする奇抜なインテリアやファッションは、ドン小西さんみたいな自分のスタイルを持ったデザイナーくらいで、素人は手を出さないのが無難です

デザインに精通した人ならその良さをわかってくれるかもしれませんが、まず一般的には理解されません

一着だけを選ぶなら、やっぱりTシャツ×デニムとかシャツ×チノパンとか王道でシンプルなものを選ぶと思います

そこに時計やスニーカーや帽子などの装飾品で個性を付ければ良いです

それが時計やスニーカーや帽子が家造りの場合は家具ですね



こんな感じで、シャツとパンツはシンプルですが、サングラス×時計×バッグ×靴でだいぶ印象が変わりますよね

服と同じで部屋全体のメインとなる部分はシンプルにして、家具で印象を変えていきます



◎将来を考えると完成時は物足りないくらいが丁度いい

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これは2階の子供部屋予定の部屋です

ただの部屋ですね 笑

特徴も無く物足りなく感じると思います

でも、子供が将来どんな好みになるかわかりませんよね?

今小学生の女の子が花柄が好きだから、クロスも花柄に、、、。その気持ちわからなくもないですが、小学生の好みなんてコロコロ変わります

柄だけでは無く、ピンクやブルーなどの明るい色のクロスも飽きるのは一瞬です

白い味気ないクロスでも、花柄が好きなら家具を花柄にしても良いと思います(家具なら好みが変われば変えられますね)



◎ハウスメーカーはアクセントクロスが好き

オープンハウスや展示場でアクセントクロス見かけませんか?

アクセントクロスは目立つので、ハウスメーカーからすると自分の商品を印象的に見せる方法です

アパート暮らしの味気ない生活から、展示場の非日常的なアクセントクロスの部屋を見ると、『うわっ!すごい!』となりますよね

でも、それは非日常なアクセントクロスですから気をつけましょう!

また、工務店や大手ハウスメーカー側からすると家が竣工した時が完成ですが、私たち施主からすると家具が配置され人が生活した時が完成です

家造りを一緒に考えてくれているハウスメーカーの良い担当者でも、竣工時を完成とするとシンプルな白の壁紙に味気なさを感じるかもしれません

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この写真も工務店がプロに依頼して竣工時に撮ってもらったものです

奥はダイニングがありますが、手前のリビングは少し物足りないと感じる方もいるかもしれません

でも、実際にはこのあとソファやソファテーブル、テレビも設置されます

工務店のHPに載せるには物足りなく、竣工時だけみればアクセントクロスがあった方がよく見えますが、私たち施主からすると竣工時が完成ではないということです

◎まとめ


アクセントクロスは部屋の印象を大きく変えてくれますが、選ぶ色や柄次第ではインテリアのバランスが非常に難しくなってしまいます

家の完成は竣工した時ではなく、家具が配置され人が生活した時です

個人的にはアクセントクロスで費用が高くなってしまうなら、無難な白のクロスにしてその分家具にお金を掛ける方が良いと思います


私はマイホーム計画中ずっと心掛けていたのが『80点の家造り』です

家が竣工した時は80点で良くて、その後住んでいく間に100点になることが目標です

だから、ちょっと物足りないかな?くらいで丁度良いです

物足りない場合は、家具でアクセントを出すこともできますが、壁紙のアクセントは引くことはできません

インテリアに自信が無ければ冒険せず、白のシンプルな壁紙を選んでおくことをお勧めします

シンプルにしておけば、将来インテリアの思考が変わっても対応することが可能です