◎近年の自然災害

ここ最近は毎年何かしらの大きな自然災害が起こり、土地を購入するのに悩む要素だと思います

しかし、地震、津波、台風、土砂災害、噴火など色々な自然災害に対して、自然災害に対して万全な土地はありません

​何十年かに一回の記録的な○○という災害に対して、予測できないから被害が起こります

最終的には気持ちの持ちようなのですが、万全な土地はなくても、候補の中で比較的安全な土地を選ぶことはできます

先日の台風19号による川の氾濫で悩める人多いと思うので、私が川沿いの土地を選んだ際の見極め方をご紹介します


◎川沿いの氾濫リスク


●土地と川の位置関係

同じ川沿いでも、土地に対して川が高い位置にある土地と低い土地にある土地では氾濫時のリスクが大きく違います

土地に対して川が高い位置にある土地
川の下家


土地に対して川が低い位置にある土地
川の上家


土地に対して川が高い位置にあると川が氾濫した時に被害が大きくなる可能性が高いです

川から1km離れようが、川の真横だろうが、川が高い位置で氾濫した場合、浸水被害に合う可能性があります


●川の蛇行
川の蛇行しているところは、土手が侵食されやすく氾濫する可能性があります
川の蛇行

川の蛇行した下流側の方が浸食による影響を受けやすいので、この図の場合対岸の方が氾濫のリスクが低いと言えます


●護岸整備されてるか
護岸が整備されている川と整備されていない川があります

当たり前ですが、護岸がコンクリートなどで整備されていないと川の流れで浸食されやすく、氾濫する可能性が高まります


●上流のダムの有無
上流にダムがあるとダムが決壊した場合、川が氾濫する可能性があります

もちろん、氾濫しないようにダムは放水量を調整していますが、ダムが無いに越したことはありません


●地形(土地の高さ)
地形によっては水が溜まりやすいところがあります

川が氾濫した時に、坂になっている一番低い地域は、坂の上からの水が全て流れてくるので浸水してしまう可能性があります

これに関しては、川の氾濫だけではなく大雨でも浸水してしまうことが考えられるので、気をつけましょう


●ハザードマップ
最後は当たり前ですが、ハザードマップを確認しましょう

その街の市役所に確認すれば確実ですし、今ならネットで探せば出てきます

ただし、ハザードマップは絶対ではないので、ハザードマップだけに頼らず自分なりに土地を調べる必要があります


◎まとめ

私が土地を購入する前日に広島県で大雨による川の氾濫のニュースが飛び込んできて、とても不安になりました

それでも最終的に決断できたのは、上記のことを何度も想定したからです

もちろん、川の氾濫以外にもデメリットを想定しました

結果的に私が住む地域にも今回の台風が直撃しましたが、庭の横が川である私の家は無事でした

自然災害はいつか起こると想定して土地選びをしましょう