◎植栽のテーマ


植栽の配置において、まずはテーマをどうするか?が関係します

私が造りたい庭は、『雑木の庭』や『日本庭園』です

自然に植物が自生しているように見せる必要があります

そこで自然に見える木の種類や配置を心掛けています

そこで私が選んだ庭木は全て日本の庭木にしました
※シマトネリコは頂き物なので除く


また、庭木を植える花壇は一般的にブロックを積んで囲いますが、自然な雰囲気を出すためにできるだけ人工物を使いたくなかったので、石を並べて造りました

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しかし、この石を並べる作業でどうしても不自然さが出てしまうのが難しいところで

ちなみに今回使用した石は溶岩石です

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石を買うために小さな石材屋に電話して行ったのですが、土のう袋4袋ほしいと言ったら

そんな量ならくれてやるよ!

と気前の良いご主人のご好意でタダで貰うことができました

私の住む地域だと富士山が近いのでこのような溶岩石が取れるようです




◎植物の配置を考える


配置が植栽の肝になるのですが、この辺は感覚的なところもあり難しかったです

私の配置が正しいとも思えません

それでも妻と何度も植木の位置を変えては、室内からの風景を確認して位置を決めました

何パターンも試した内のボツ案の例です

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緑が一番綺麗なカツラ(白枠の木)がこの配置では、川向こうの木と被ってしまい、せっかくの良さが引き出せていません

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最終的には、ウッドフェンスの前にカツラを持ってきてカツラの緑が映えるようにしました


また、手前の芝生中に一本だけナツツバキを植えました

リビングの窓から見た時に、このナツツバキが手前にあることで植物を近くに感じることができますし、奥の植栽との繋がりを感じます

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このナツツバキの位置が遠い位置にあると、また印象が変わります

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ナツツバキは芝生を張ったところに植えたので、芝生を丸く切り抜いて穴を掘りました

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芝生をスコップで丸く切り抜き、穴を掘りました

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◎土の高さを変える


先日のブログでも書きましたが、土を入れた後に高さを均一にしていません

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自然界では土の高さは雨によって削られる場所と飾られない場所によって起伏ができます

そのため、土を入れた後に水をジェットで当てて、土が削られる場所と削られない場所を作りました

手で高さを変えると不自然さが出てしまうので、水を当てて自然に土を流す方法を取りました




◎低木・中木・高木を組み合わせる



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低木(成長して1.5m以下の木)
→ヤブコウジ、ウメウツギ

中木(成長して1.5〜3mの木)
→ナンテン、ドウダンツツジ

高木(成長して3m以上の木)
→カツラ、シマトネリコ

このように高さが異なる木を配置しています

なぜ高さの異なる木を植えるかというと、視線が下から上に動き、立体的に植栽をとらえるようにするためです

高さが同じ木だけだと、視線がその高さにしか動かないので、あえて高さの異なる木を植えます

本来は植物が成長した後のことも想像しつつ植栽するのですが、私の場合はそのスキルがまだ無いので、とりあえず実験的に試して植栽しています

また、今のままでは木の根本が寂しいので、シダやコケを植える予定です


◎庭木・石には向きがある


これはわかる人にはわかるらしいのですが、庭木や石には最も綺麗に見える向きがあります

そのため、どの向きが正面(最も綺麗に見える方向)になるのか?を考える必要があります

とは言いつつも、私もどの向きがベストかわからず、妻と庭木を何度も回して一番綺麗に見える(気がする)向きを探しました

これに関しても感覚の問題なので、こだわりたい方は色んな向きを試してみてください


◎まとめ

植栽は配置がとても大切です

と言っても素人にその答えがわかるわけではないので、私は植栽の本やSNSを見て参考にしました

ピンタレストを使うと自分が欲しい庭の写真を簡単な集められます

植栽の配置を考えるには、色々な植栽の写真を見るのが手っ取り早いです

植木を複数本植える時は、是非配置について考えてみてください