◎家造りが人生を変えた
どうも、改めましてY.Uniです
ブログ更新が久々になったのには訳がありまして、ここ最近色々ありました
私は約一年前までエンジニアをしていましたが、今造園業をしています
お庭を造ること全般をしながら、庭木の剪定もしています
生活空間設計が私の仕事で、庭を設計し、お客様と打ち合わせし、庭を造り、その後剪定や消毒までします





会社が造ったお庭の写真を少し拝借
既製品にとらわれず、手造りの良さを追求するとても素敵な会社です
小さい会社で社員4人ですが、とても満足しています
1年前は住設機器のエンジニアをしていた自分が今この仕事に就いているキッカケは自分の家造り体験です
エンジニア時代からこの気持ちは変わっていません
当時はウォーターサーバー、浴室暖房乾燥機、業務用ガス電気のハイブリッド給湯システム、エネファームシステム等の開発をしておりました
その時に経験したのが『もっと良い仕様になる』『ここを削ればコストダウンになる』という提案がとある理由で通らないことです
その理由が『ユーザー全員にとってどうなのか?』『製造が難しいのはNG』『社長や専務が決めたことだから、、、』
◎『ユーザー全員にとってどうなのか?』
もちろん、ユーザー全員にとって使いやすい製品を開発するのが私達の仕事ですが、製造される製品が数万台規模になると、中には特殊な使い方をするユーザーもいます
住宅ももちろん気になりましたが、素敵な住宅には素敵な外構があり、まだ自分の家の外構もほとんど手を付けていないということから、外構というものを学んでみたいと思いました
しかし、実は最初の転職先では結果的にうまくいきませんでした
今までの経験が全く活かせず、ただただテンパっているだけで、負のスパイラルに陥りながら仕事をしていることがわかりました
設計として事務所に入りましたが、まずどのように外構ができているのかイメージできませんでした
また、外構は大きく分けてエクステリアと造園があります
エクステリアは、アルミのフェンスやブロック積みなどメーカーの製品で外構を造るのに対し、造園は植栽や石などで外構を造ります
私が好きなのは造園だったのですが、そこの仕事は90%以上エクステリアでした
うまくいかない転職から5ヶ月が過ぎた頃、私の元へ仲の良い不動産屋の社長から電話がありました
『転職してからどう?実は転職してすぐで大変失礼な話だと思うんだけど、私の知り合いの造園会社さんでY.Uni君の話したらすごい興味を持った社長さんがいて、その人が一度会いたいって言うんだけど、どうかな?』
その造園会社は憧れがありましたが敷居が高いなぁと感じていた会社だったので、そんなことあるだ(°_°)と思う一方で、転職したばかりでうまくいっていないとはいえ、また転職は難しいという気持ちがありました
そのことを伝えると、『正直、Y.Uni君の年齢は人生で一番大切な時期で絶対に良い環境で勉強した方が良いと思うし、私でも入りたいと思う程の会社だから、絶対お勧めする』という説得を受け、一度会ってみることにしました
事務所に招かれて話をさせてもらいましたが、まず感じたのはオシャレ!!


オシャレな物を並べて作ったオシャレではなく、作為を感じない自然なオシャレで居心地の良い空間

窓の外には自然の中を思わせるかのような植栽達とそこに動きを与える水鉢
そんな素敵な事務所にて、社長からぜひ一緒に仕事しないか?という話をいただきました
憧れがあった会社から、直接お話を受けて誘われたということもあり、受け入れることにしました
造園会社に再転職後は外構工事も植木の剪定も図面を描く設計や見積りもします
担当があるわけではなく、全てをやります
車の中型免許を取り、ダンプやユニックやユンボも運転するようになりましたし、重い物を持つようになりご飯も食べガタイが良くなりました(57kg→66kgへ9kgアップ 笑)
2階建ての家よりも高い植木に木登りで天辺まで登り植木の剪定をしたり、高所作業車で剪定をしたり
図面は手書きというのが今の会社のスタンスなので、この歳で鉛筆の持ち方を直し、線を描くことや字を書く練習をしたり
今までエンジニアではやってこなかったことを一から始めています
それでも、今まで3社で仕事をしてきて、一番良い環境で仕事をさせてもらっています
正直、今は仕事が楽しいです
私は約一年前までエンジニアをしていましたが、今造園業をしています
お庭を造ること全般をしながら、庭木の剪定もしています
生活空間設計が私の仕事で、庭を設計し、お客様と打ち合わせし、庭を造り、その後剪定や消毒までします





会社が造ったお庭の写真を少し拝借
既製品にとらわれず、手造りの良さを追求するとても素敵な会社です
小さい会社で社員4人ですが、とても満足しています
1年前は住設機器のエンジニアをしていた自分が今この仕事に就いているキッカケは自分の家造り体験です
◎本当に良いモノを造りたくてエンジニアを辞めた
エンジニア時代からこの気持ちは変わっていません
当時はウォーターサーバー、浴室暖房乾燥機、業務用ガス電気のハイブリッド給湯システム、エネファームシステム等の開発をしておりました
その時に経験したのが『もっと良い仕様になる』『ここを削ればコストダウンになる』という提案がとある理由で通らないことです
その理由が『ユーザー全員にとってどうなのか?』『製造が難しいのはNG』『社長や専務が決めたことだから、、、』
◎『ユーザー全員にとってどうなのか?』
もちろん、ユーザー全員にとって使いやすい製品を開発するのが私達の仕事ですが、製造される製品が数万台規模になると、中には特殊な使い方をするユーザーもいます
そんな一部のユーザーのために、そんなところに安全装置つけなきゃダメ?みたいな仕様を要求されます
濡れた猫を温めようと電子レンジに入れて温めたら死亡してしまったなんて事件があり、それ以降は『生き物を入れないで下さい』とレンジに表記しなければいけなくなりました
例は表記が加わっただけですが、こんな特殊な使い方をする人が世の中にいると、99%の普通な人には無意味な仕様を付け加えることでコストアップすることもしばしば
『こんなクレームが来るかもしれない』を事前に想定すると、対処するために弊害が出てきます
◎『製造が難しいのはNG』
製品はラインで造られます
製品にもよりますが、一つの製品で数十人が関わり、その中には経験豊富な社員もいれば、先日入ったばかりのパートの奥様もいます
開発はどんな素人が製造ラインに関わっても同じ品質で製品が出来上がる設計を求められます
ある部分の形状を変えれば性能が上がるというデータで取れていて、手慣れた人なら造ることができる形状でも、素人が造れない形状ならNGなわけです
開発としてはベストな製品ができても、世の中には製品が出せないなんて状態です
◎『社長や専務が言ったことだから、、、』
個人的にはこれが一番許せなかったですが、論理的にこちらの方が絶対良くなる!と上司に言っても、行き着く先はこの言葉
そのために資料も作成して、上司も納得したのにこの言葉が来ると『本当に良い製品造る・会社を良くしたい気持ちあります?』と聞きたくなりました
部下が上司に意見しているように、上司も役員に意見ぶつけてほしいのですが、意見する前に諦めてしまうパターン
上司からしても意見すれば降格させられるワンマン経営な会社ではあるので、気持ちもわからなくないですが、その結果社長に都合の良い面子が上層部にいるだけの会社でした
大企業だと風通し悪いかなと思い、1000人規模なら何とかなるかと思って就職しましたが、そんなことありませんでした
そんな不満がある中、家造りをしていた時に田舎の小さな工務店に出逢いました
4人で仕事している昔ながらの小さな工務店でしたが、その仕事の素晴らしさに魅了されました
お客さん(Y.Uni家族)だけに合った最適なプランを計画して、細かい収まりも快く受け入れて、デザイン・品質・性能・コスト全て妥協することなく家を建ててもらいました
家と住宅設備ではモノ造りでも色々違うところがありますが、根本的に『本当に良いモノを造りたい』ということは同じであり、自分の会社との差を感じました
一般的に見れば地元じゃ大手企業のエンジニアをしてる自分と小さな工務店では、エンジニアの方が上だと見られるかもしれませんが、私の中では圧倒的に小さな工務店の仕事に魅力を感じました
もちろん、その後色々考えることはありましたが27歳で転職することにしました
当時、エンジニアとして仕事している時間が勿体なくどうしても早く転職したい想いが強かったです
住宅に関係した仕事がしたい!との考えから、庭造りも好きでしたし、居住空間を造るという意味から外構会社を選びました
濡れた猫を温めようと電子レンジに入れて温めたら死亡してしまったなんて事件があり、それ以降は『生き物を入れないで下さい』とレンジに表記しなければいけなくなりました
例は表記が加わっただけですが、こんな特殊な使い方をする人が世の中にいると、99%の普通な人には無意味な仕様を付け加えることでコストアップすることもしばしば
『こんなクレームが来るかもしれない』を事前に想定すると、対処するために弊害が出てきます
◎『製造が難しいのはNG』
製品はラインで造られます
製品にもよりますが、一つの製品で数十人が関わり、その中には経験豊富な社員もいれば、先日入ったばかりのパートの奥様もいます
開発はどんな素人が製造ラインに関わっても同じ品質で製品が出来上がる設計を求められます
ある部分の形状を変えれば性能が上がるというデータで取れていて、手慣れた人なら造ることができる形状でも、素人が造れない形状ならNGなわけです
開発としてはベストな製品ができても、世の中には製品が出せないなんて状態です
◎『社長や専務が言ったことだから、、、』
個人的にはこれが一番許せなかったですが、論理的にこちらの方が絶対良くなる!と上司に言っても、行き着く先はこの言葉
そのために資料も作成して、上司も納得したのにこの言葉が来ると『本当に良い製品造る・会社を良くしたい気持ちあります?』と聞きたくなりました
部下が上司に意見しているように、上司も役員に意見ぶつけてほしいのですが、意見する前に諦めてしまうパターン
上司からしても意見すれば降格させられるワンマン経営な会社ではあるので、気持ちもわからなくないですが、その結果社長に都合の良い面子が上層部にいるだけの会社でした
大企業だと風通し悪いかなと思い、1000人規模なら何とかなるかと思って就職しましたが、そんなことありませんでした
◎田舎の小さな工務店に出逢う
そんな不満がある中、家造りをしていた時に田舎の小さな工務店に出逢いました
4人で仕事している昔ながらの小さな工務店でしたが、その仕事の素晴らしさに魅了されました
Web内覧会でその仕事っぷりをご覧ください
お客さん(Y.Uni家族)だけに合った最適なプランを計画して、細かい収まりも快く受け入れて、デザイン・品質・性能・コスト全て妥協することなく家を建ててもらいました
家と住宅設備ではモノ造りでも色々違うところがありますが、根本的に『本当に良いモノを造りたい』ということは同じであり、自分の会社との差を感じました
一般的に見れば地元じゃ大手企業のエンジニアをしてる自分と小さな工務店では、エンジニアの方が上だと見られるかもしれませんが、私の中では圧倒的に小さな工務店の仕事に魅力を感じました
もちろん、その後色々考えることはありましたが27歳で転職することにしました
◎エクステリアを経て造園へ
当時、エンジニアとして仕事している時間が勿体なくどうしても早く転職したい想いが強かったです
住宅に関係した仕事がしたい!との考えから、庭造りも好きでしたし、居住空間を造るという意味から外構会社を選びました
住宅ももちろん気になりましたが、素敵な住宅には素敵な外構があり、まだ自分の家の外構もほとんど手を付けていないということから、外構というものを学んでみたいと思いました
しかし、実は最初の転職先では結果的にうまくいきませんでした
今までの経験が全く活かせず、ただただテンパっているだけで、負のスパイラルに陥りながら仕事をしていることがわかりました
設計として事務所に入りましたが、まずどのように外構ができているのかイメージできませんでした
また、外構は大きく分けてエクステリアと造園があります
エクステリアは、アルミのフェンスやブロック積みなどメーカーの製品で外構を造るのに対し、造園は植栽や石などで外構を造ります
私が好きなのは造園だったのですが、そこの仕事は90%以上エクステリアでした
うまくいかない転職から5ヶ月が過ぎた頃、私の元へ仲の良い不動産屋の社長から電話がありました
『転職してからどう?実は転職してすぐで大変失礼な話だと思うんだけど、私の知り合いの造園会社さんでY.Uni君の話したらすごい興味を持った社長さんがいて、その人が一度会いたいって言うんだけど、どうかな?』
その造園会社は憧れがありましたが敷居が高いなぁと感じていた会社だったので、そんなことあるだ(°_°)と思う一方で、転職したばかりでうまくいっていないとはいえ、また転職は難しいという気持ちがありました
そのことを伝えると、『正直、Y.Uni君の年齢は人生で一番大切な時期で絶対に良い環境で勉強した方が良いと思うし、私でも入りたいと思う程の会社だから、絶対お勧めする』という説得を受け、一度会ってみることにしました
事務所に招かれて話をさせてもらいましたが、まず感じたのはオシャレ!!


オシャレな物を並べて作ったオシャレではなく、作為を感じない自然なオシャレで居心地の良い空間

窓の外には自然の中を思わせるかのような植栽達とそこに動きを与える水鉢
そんな素敵な事務所にて、社長からぜひ一緒に仕事しないか?という話をいただきました
憧れがあった会社から、直接お話を受けて誘われたということもあり、受け入れることにしました
◎外構工事、剪定、設計の日々
造園会社に再転職後は外構工事も植木の剪定も図面を描く設計や見積りもします
担当があるわけではなく、全てをやります
車の中型免許を取り、ダンプやユニックやユンボも運転するようになりましたし、重い物を持つようになりご飯も食べガタイが良くなりました(57kg→66kgへ9kgアップ 笑)
2階建ての家よりも高い植木に木登りで天辺まで登り植木の剪定をしたり、高所作業車で剪定をしたり
図面は手書きというのが今の会社のスタンスなので、この歳で鉛筆の持ち方を直し、線を描くことや字を書く練習をしたり
今までエンジニアではやってこなかったことを一から始めています
それでも、今まで3社で仕事をしてきて、一番良い環境で仕事をさせてもらっています
正直、今は仕事が楽しいです
◎まとめ
私は造園業に転職して、とてもやり甲斐を感じて楽しく仕事をしています
といっても、最初のエクステリアの転職先では職場に馴染めなかったですし、全く上手くいかず、人生のドン底にいました
しかし、私のその行動を見てくれている人と手を差し伸べてくれた人がいたから、今良い環境に転ずることができました
正直、エンジニア時代より年収は少し下がりましたし、一般的な企業レベルでは圧倒的な差があります
でも、今の会社の方が他社には無い設計力やブランドがあり、困難があった時に切り抜けられると思っています
それに、実は住宅関連の仕事をしたかったのは家も庭も含めた住宅業界を変えたいという気持ちがあり、数年前からとある計画(夢)があります
それがコロナの影響で世の中が変化していることもあり、急に現実味を帯びた話になりつつあります
自分の予定より世の中が早く動き始めたため、少し焦っている部分はあるものの、その計画(夢)を実現できる可能性があるのは嬉しい限りです
ということで、今も29歳家好き素人ではありますが、これからは庭と家という関係も絡めつつ、ブログ更新していけたら良いなと思っております
コメント
コメント一覧
お返事遅くなりすみません。
入社して2年以上経過しましたが、今でも楽しく造園の仕事をしています!
周りがびっくりするぐらい全く別の職種への転職でしたが、人生を楽しんでいると感じられています
自分に合う合わないや会社によっても全然違うと思いますが、長谷川さんにとって良い結果となることを願います!